「宿題は信念を持ってやらなかった」ノーベル賞受賞の益川教授の幼少期

   2019/10/25

昔は今ほど宿題の量が多くありませんでしたので、ちゃちゃっと終わらせる子も多かったと思いますが、それでもいつもやってこない子はいました。

きっと、その子の中でやらない理由があったのでしょう。

 


 

 

私も高校受験が終わって、県立高校に入学する前に高校から出された宿題を、

「受験に受かったんだから、こんな復習課題をやる必要はない。」

とやらなかったそうです。

記憶には残っていませんが、親は覚えているものですね。

ただそれ以外では、それなりに長いものにまかれてきたので、凡人として成長したのでしょう(笑)

さて、長いものにまかれずに、信念を持って宿題をやらなかったノーベル賞受賞者の記事が面白いです。

 

ノーベル賞受賞者といえば世界の頭脳。だが、子ども時代はオール100点とはいかなかったようだ。

「CP対称性の破れ」を理論的に説明する「小林・益川理論」で2008年にノーベル物理学賞を受賞した益川敏英・京都産業大学教授。英語が基本のノーベル賞受賞記念スピーチを日本語で行ったことでも有名だが、子どものころから国語や英語は苦手だったという。

*  *  *
子どものころは勉強はしなかったね。だって、遊んでいるほうが面白いじゃない(笑)。宿題は信念を持ってやらなかった。一度、母が学校に「ちゃんと息子に宿題を出してください」と言いに行ったことがあって、先生に「毎日出していますが、敏英くんがやってこないだけ」と言われてばれた(笑)。怒られたけど、廊下に立たされるくらいたいしたことないよ。

数学や物理、化学は原理さえ覚えれば解けるから得意。でも国語や英語は見事に0点。国語は漢字を覚えないといけないでしょう。繰り返し書いて覚えるのが苦手だった。英語は、母親の音痴が遺伝したらしく、人の発音を聞いてまねできない。中学1年の時、教科書の音読で「マネー」を「モーネー」と読んでしまったら、先生やクラスメートが大笑い。それ以来「英語は性に合わん」と捨てたんだ。

科学に興味を持ち始めたのは子どものころ。銭湯の帰り道、父が「月食はなぜ毎月起こらないか分かるか」と知識を披露してくる。電気技師になりたかったらしく、科学の知識があった。教育ではなく、ただ子ども相手に自慢したかったんだな。

実家は砂糖屋で両親ともに商売で忙しかったから、子どもがどうしているかなんて細かく見てない。でも、机の上にポンッと、読めとも言わずに子ども向けの科学雑誌が置いてあることがあった。本は子どものころから大好きで、誰より先に本が読めるからと立候補して図書委員になった。高校生から古本屋をめぐり、数学の専門書を買ったりしていたよ。当時の日本は数学の導入期だったから「この学問がなぜ必要か」というところから書いてあって面白かった。

高校1年生の9月に、大事件が起こる。名古屋大学の坂田昌一教授が素粒子のクォークモデルの前身となる「坂田モデル」を発表した。自分の町で起きた大発見に興奮して「ぜひ見学させてもらいたい。名古屋大に行きたい」と奮い立った。

父は「家業を継げ」と圧力をかけてきたけれど継ぎたくなくて、食事時はけんか。母親が間に入ってくれて一度だけ受験を許してくれた。さて、どうやって受かるかと考えた時に、英語を捨てて他で90%近く取ればいいじゃないか、と。物理や数学の勉強は面白いから、自分にとっては遊びみたいなもの。予想通りの点は取りました。作戦勝ちだね。試験問題も記述式が多かったのが自分に合っていた。

英語? さすがに記述問題はちょっと書いた(笑)。ただ、大学に入ってからもドイツ語の試験は全部白紙。大学受験は総合点だからよかったけど、大学院に上がる時はさすがに「こんな学生を通していいのか」と議論があったらしい。擁護してくれた先生がいて助かった。

高校のころから人と議論をするのも好きだった。ディベートの授業で一度、本音とは違う意見で議論させられて負けたことがあって。絶対に勝てる方法を研究してからは、議論すれば必ず勝ったよ。相手を言い負かした後に「君のほうが正しかったんだけど、ここの主張を間違ったんだよ」と種明かしする。相手は怒ったねぇ(笑)。(構成 編集部・市岡ひかり)

 

引用元:https://newsphere.jp/national/20180507-3/

 




 

 

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