家庭教育は家庭の責任
教育基本法
(家庭教育)
第十条 父母その他の保護者は、子の教育について第一義的責任を有するものであって、生活のために必要な習慣を身に付けさせるとともに、自立心を育成し、心身の調和のとれた発達を図るよう努めるものとする。
2 国及び地方公共団体は、家庭教育の自主性を尊重しつつ、保護者に対する学習の機会及び情報の提供その他の家庭教育を支援するために必要な施策を講ずるよう努めなければならない。
責任は親にある
子どもの教育の責任は保護者にあります。
そして家庭教育の自主性は尊重されるべきものです。
学校での学習は学校に任せるとしても、家庭での学習は保護者の管轄です。
家庭教育の自主性を損なう宿題は強制してはいけないのですからやらせる必要はありません。
考えてみれば当たり前のことですが、学力レベルの違う生徒に一律の宿題は効果がありません。
ただでさえ
●子どものストレスがたまる。
●親子喧嘩のもとになる。
●他の自主的な活動をする時間が減る。
●家族と一緒に楽しく過ごす時間が減る。
●単調な作業が「家庭学習」の見本になってしまう。
●わかっていることをやらせるのは無意味、わからないところを指導出来ない仕組み。
●自主的に学ぶことへの興味を失う。
といった弊害のほうが大きい宿題で、計算ドリル・漢字ドリル・教科書の音読という頭は使わずに時間だけはかかる作業をさせるのは学力向上に関しては全くの逆効果です。
ほとんどの子が「ササッとチャッチャッと」「嫌々ダラダラ」と「深く考える」とは正反対の習慣がつきます。
最近はやりの「自学」という宿題も、強制の「自主学習」なので自主性は育ちません。
「自学」は大人でも難しい高度な学習方法なので小学生には早すぎます。
宿題は本来個別にアレンジして出されるものですが、現実問題として20人以上もいる生徒たちにそれは難しいでしょう。だから本来は不要ですが、もしさせるならば、親が子どもに合わせて制限/アレンジしなければなりません。
私はさせてない
私には息子が3人おり、小学校の間は息子たちに宿題はさせません。
理由は単純です。
頭が悪くなるからです。
実体験の時間が少なくなるからです。
イライラして笑顔がなくなるからです。
自分自身で子どもたちの宿題を何年も体験してわかったことです。
とてもさせられません。
あんな代物は。
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